鬼くるみの木

早朝の ウオーキンググランドのとなりに どんぐり公園(自称)があるんです
空を見上げたら、縦横緑の葉に覆われたくるみを見っけ!
くるみって 仲良くまとまって実をつけるのね

思い出したわ!昨年の秋のことを・・・
1時間に1本しかない バスの終点付近まで歩け!歩け!したの
そしたら 一生懸命くるみを拾ってる老人がいたの

鬼くるみって殻が固いし中身が少ないのよね・・だから

”こんなにいっぱい拾ってどうするんですかぁ?”
返ってきた言葉
”やぁー!家の庭に来る小鳥達にあげるんだよー”

なんて優しいおじいさんなんだろうと思った 


樫くるみは 歯が丈夫なら割れるし 中身がいっぱい入ってる

父の生家が 千曲川のほとりで 大きな樫くるみの木があった
小さい頃、くるみ落としの遊びをしたわ
2歳年上の従兄弟が 馬小屋の屋根に登って竿を降り回す
ばらばら落っこちてくる くるみを拾うわたし

母の生家も千曲川のほとり
行くと祖母が 前掛けを風呂敷変りにして 納屋から持ってくる
囲炉裏の前で 割って食べるわたし
昔はこれがおやつだったのよね


くるみの種類こそ 違うんだけど ふっと思い出したのよね

                                   
2004.6


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